宇宙 cosmos 2004 8 8
今日(8月8日)の日本経済新聞の書評欄には、このような記事があります。
「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由」
スティーヴン・ウェッブ著
書評では、こう書いてあります。
「もっと可能性が高い第二のケースは、
近代文明を持った宇宙人は『存在するが、まだ連絡がない』説である。
宇宙は大きすぎるので来られない、
さりとて宇宙通信をするには、
その聴き方がわからなかったり、
まだ信号が届かなかったり、
そもそも使うべき数学が異なっていたりして、
宇宙人と交信できていないという立場である。」
私は、第二のケースを支持します。
私が、天文学を勉強するようになったのは、なぜか。
そして、私が、ニュートン力学に疑問を持ち、
相対性理論や量子論を勉強するようになったのは、なぜか。
さらに、重力と時間と空間の関係に興味を持つようになったのは、なぜか。
それは、UFOとの遭遇です。
あれは、中学校からの帰り道です。
いつも、同じ時間に、同じ場所に、毎日、飛行船が浮んでいたのです。
最初は、それを変だと思いましたが、
そのうち、それが、いつもの風景となってしまいました。
ところが、ある時、近くまで、ラジコンの飛行機が飛んできました。
その飛行機は、ずいぶん格好が悪いと思いました。
それに、飛行機にしては、太りすぎている。
しかし、そのラジコンの飛行機は、音がしないことに気づいて、
事の重大さが理解できたのです。
あわてて、自転車の後ろに隠れました。
後で考えれば、そんなところに隠れても、何の意味もなかったと思いました。
以後、私は、ニュートン力学に疑問を持って、
相対性理論や量子論を勉強するようになったのです。
高校に入学しても、物理学の授業は、
まるで意味がないのではないかと思ったこともあります。
思うことですが、日本の教育では、
空間の科学、時間の科学、そして、それらに影響を与えている重力の科学を、
よく教えていないと思います。
これからの時代は、空間論、時間論、重力論が重要になると思います。
空間論、時間論、重力論を統一する理論を、誰かが考えるでしょう。
さて、宇宙通信ですが、
これには、特殊な能力は必要ありません。
ラジオで、周波数を調整していて、意外にも、遠くのラジオ局の放送が聞こえた。
これを、人間の意識レベルで行うのです。
人間というのは、いつも電波を出しているラジオ局のようなものです。
ただし、たいていの人間は、粗雑な電波となっています。
電波の調整というと変でしょうから、心の波長の調整と言うべきなのでしょうか。
何はともあれ、大いに勉強し、自分の学問や哲学を完成し、
心の波長を調整できれば、「宇宙通信」は可能でしょう。
とにかく、勉強の前倒しをしましょう。
今の大学教育は、学問と呼べるようなものではありません。
それは、高校教育の延長線にあります。
そうだとしたら、今の大学教育を、高校で学び、
高校教育を、中学校で学ぶべきです。
これは、新しいことではありません。
100年前は、大学で学んでいたことを、今は、高校で学んでいるでしょう。
とにかく、余計な理屈など考えずに、
人類の「知性」の向上を目指して、頑張りましょう。
宇宙時代を迎えるには、もう一段階の「知性の向上」が必要です。
社会人よ、学校を卒業したら、勉強は終わりではない。始まりである。
学校での勉強は、「本物の勉強」への入場券にすぎない。